1月は株安3.32%の11万5千、ドル高5.51%の5.47レアル!ボベスパ(2021/1/22)

            ボベスパの動き

            レアル/㌦の動き


ボベスパ: 前日比-3.21%の11万5067.55ポイント、売買代金343.56億レアル

混乱となった米大統領交代劇のあった1月だが、この日の市場は,2020年米GDPの-3.5%、NY市場での投機騒ぎ、国内的には財政悪化とワクチン接種での混乱などから、B3は10月28日以来の下げ幅となった。月初は史上最高値を付けたが調整の動きが強まり、1月の株は-3.32%の11万5千台、為替は5.51%ドル高の5.47レアル台で終えた。


財政赤字などどうでもいいボルソナロは、議長選挙に向けて30億レアルの予算付与を決めた。選挙後の役職バラマキのために削減した省庁の復活も検討を始めた。ボルソナロはリラ下院議長候補支持を表明している221人のうち131人、パシェッコ上院議長候補支持の33人のうち22人が付与リストにある。はっきり言えば、政権による議員買収ですね。赤字目標の上限突破も時間の問題だ。利権で動く議員を当選させたのは、もちろん利権を求める国民だ。


確保できないワクチン対策として、政府はロシア産ワクチン スプートニクの導入交渉を始めた。行き当たりばったりです。Johnson & Johnson のワクチンは期待されたほどの有効性がなく、市場の失望を買った。ブラジルのコロナは、7日間平均感染者が5万1570人/日、死者1064人と増加が止まっていない。累積ではそれぞれ911万人、22.2万人となっている。SP州政府は保健省に手当て済み全量の1回目ワクチン接種の緊急許可を求めた。

マナウスの医療崩壊で米政府は3億㌦の緊急支援決めた。酸素生産工場の建設に向けられる。ベネズエラは10万m3の酸素、中国はボンベ、マスク、食品の寄贈を表明している。


GameStop 株の乱高下は、株式取引でのネットを利用した投機の可能性を示した。政治の世界以上にフェイクニュースは蔓延する。根拠はないが、バブルな破裂前にこうした投機騒ぎは起きがちだ。膨れ上がったコロナバブルが破裂すれば、世界恐慌すら考えられる。

Sanepar: XP は推奨を'買い'から '中立'に、目標株価を30レアルから24.5レアルに引き下げた。管轄の AGEPAR による料金改定が前回の9.62%から5.11%になったため。

IRB: 前日にネットで買いが煽られ17.82%もの上昇から反落し、この日は-6.13%の下落となった。

Petrobras: Roberto Castello Branco 総裁はディーゼル油価格の引き上げがトラック業界に対する負担となることに理解は示したものの、価格上昇はペトロブラスだけで解決出来る問題ではないと月減した。ディーゼル油価格の引き上げに抗議するトラック業界は2月1日からのストの構えをまだ崩していない。


             月間の動き:

Eletrobras (ELET3, R$ 28,69, -21,68%;ELET6, R$ 28,74, -22,56%): ボルソナロ政権では民営化の実施は可能性がなくなっている。ボルソナロの上院議長候補 Rodrigo Pacheco (DEM-MG)は同社の民営化を優先課題ではないと表明した。同社の経営立て直しで2016年にCEOとなったWilson Ferreira Jr.は転出を決め、 Bradesco BBI は推奨を引き下げた。市場経済を目指したゲーデスの経済チームの崩壊が予想される。

Banco do Brasil (BBAS3, R$ 33,86, -12,73%): 年末に株価はもどしたものの、1月は再び下落に転じた。Andre Brandao 総裁が支店の閉鎖、従業員整理を打ち出したことでボルソナロは更迭を示唆した。経済相、中銀総裁の反対でまだ更迭になっていないが、時間の問題だ。政治の経営介入は、市場の反発を招く。ジルマの失政と同じ轍を踏む気だ。

Copel (CPLE6, R$ 65,28, -12,81%): パラナ州の電力会社は普通株58.6%を保有する州政府から文書で特別配当の要求を受けたと発表した。政治圧力と理解され、株価は下げた。

Cyrela (CYRE3, R$ 25,63, -12,95%): EzTec (EZTC3, R$ 36,68, -14,50%): 建設不動産会社の第4四半期は順調と見られているが、先行きの基本金利引き上げが懸念された。BofAは Cyrela の今年の業績を楽観している。XP は高所得者向け住宅の Eztec は30億レアルの売り出し物件を持ち、常に借入金以上の手元流動性を維持と評価している。

NotreDame Intermedica (GNDI3, R$ 94,50, +20,73%)、Hapvida (HAPV3, R$ R$ 17,17, +12,45%):株式交換での合併で1350万人をカバーする歯科医療保険会社が誕生する。新会社の持ち株比率は53.1%対46.9%。年間売上高180億レアルを、純利益20億レアルが予想されている。傘下に70の総合病院、300の診療所を持つ。

WEG (WEGE3, R$ 83,79, +10,64%):電動モーター、塗料、自動化機械などのメーカー。 BB-BIは、同社を資本財部門での有力企業で、コロナ禍にもかかわらず長期的視野での環境保全を目指す石油、天然ガス、紙パルプ、水処理分野など多様化、国際化への計画性と競争力を評価。1月には OXE Energia から火力発電所4か所、バイオマス発電所1か所向け設備を受注した。

B2W (BTOW3, R$ 82,32, +8,87%): ブラジルでのワクチン接種は遅れそうで、巣篭りは続き、ネット販売は増加すると見られた。Itau BBAは B2W が100レアル以上の商品輸送費を無料化したことで競争力が改善されると評価した。

Klabin (KLBN11, R$ 28,10, +6,16%): Levante は段ボール需要の増加に対応し製造機械の増設決定を評価した。パルプの国際価格上昇も追い風となっている。


為替:前日比0.71%ドル高の5.4735レアル/ドル、2月0.63%ドル高の5.476レアル/ドル

この日もドル高は0.71%昂進し、1月は5.51%、5.4735レアルのドル高で終えた。

DI金利:

2022年1月:3.30%

2023年1月:4.83%

2025年1月:6.34%

とれたてサンパウロ

ブラジルの政治、経済、社会の動きを見ています

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